初めて習ったピアノは、厳しかったけど華やかな思い出です。

12.04.14 / 未分類 / Author:

私が小学校三年生になった日に、ピアノが我が家にやってきました。
始めは妹と喜んでピアノで遊んでいました。
しかし、ピアノの先生が毎週木曜日に我が家に来られるようになると、ピアノに対する思いは、必ずしもうれしいのではなくなっていきました。
ピアノの先生は美人な女性の先生でしたが、厳しくレッスンは全く楽しいと感じられなくなりました。
緊張しながら毎週木曜日を迎えたことをよく覚えています。
近所の友人も、我が家で一緒にピアノを習うことになりました。
そのころから、少しだけ緊張感がほぐれてきました。
最初は、ピアノの弾き方や楽譜の読み方、音の強弱などが主なレッスン内容でした。
しかし、だんだん自分で知っている曲を弾くことができるようになってきました。
右と左の手を一緒に動かし、かつ思いを込めて、強弱をつかながら弾かなくてはいけないので、ピアノは高度な技術が必要だと感じるようになってきました。

そんなころに先生から、ピアノの発表会に出ないかと誘いがありました。
友人は、即出ることを決めましたが、私はあまり乗り気ではありませんでした。
理由は、そのころに学校の音楽隊でもピアノを弾かなくてはいけなくなっていたので、十分な練習時間がとれるかどうか自信がありませんでした。
先生は、リラックスして気楽な気持ちで出てみてはどうかと言いましたが、それでもやりたいという気持ちにはなりませんんでした。
当時は習字やそろばんも習っていたので、少し塾とは違うことをして過ごしたいという気持ちもありました。
そんなことを思いながら、過ごしていると、一番仲の良かった友達が
「ピアノの発表会って見たことないから見てみたい。ピアノの発表会に出れるなんてすごいね。出て弾いてる姿を見てみたいな。」
と言ってくれました。
住んでいた場所は田舎で、音楽とはあまり縁のないような人がほとんどでした。
ピアノを持っていた家庭も少なかったですし、ましてや発表会に出るなんてチャンスは誰にでもありませんでした。
そう考えたときに、がぜん、頑張ってみようと思いました。

学校の音楽隊の練習だけでも、かなり神経をすり減らしていました。
さらに、ピアノの発表会の練習もしなくてはいけないので、いつも緊張している感じでした。
そんな時に、ピアノの先生に学校の音楽隊のことを話しました。
そうすると、音楽隊でひく曲を見てあげるといってくれました。
何時も厳しかった先生だったので、こんな一面もあるのかと、ちょっと好きになりました。
一生懸命に頑張った結果、音楽隊でもピアノの発表会でもミスなく弾き終えることができました。
その時の写真が今もあります。
華やかな思い出として、大切にしています。

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